70%が生後発育
生まれたばかりの子供の頭の大きさは大体60%完成しています。残りの40%は生後発育です。
一方、顔の大きさはもっと未熟で、せいぜい30%程度しかできておりません。残りの70%は生後発育なのです。ですから、長期に渡り様々な環境に影響を受けることになります。ドクターは、成長発育に悪い影響を及ぼす環境要因を迅速に診断して、的確に処置を施します。
小児予防矯正
子供の成長期、6歳くらいから11歳くらいまでの乳歯と永久歯が混在している状態(混合歯列)での矯正(第一期矯正治療)をすることにより、約75%のお子さん(当院のデータによる)が第二期矯正治療(本格矯正)をしなくて済みます。
小児予防矯正は、子どもの顎顔面の成長発育の調和をコントロールして咬合誘導を促進します。当院では、MUH(口腔内に装着する取り外し可能な装置)や MFT(顎顔面筋機能訓練法)をよく使用し、前歯にはブラケットを一部に使ったりして矯正を行っていきます。
小児予防矯正の具体的な治療方針は次の通りです。
- 顎が狭い場合は、顎を広げます。
- かみ合わせが深い場合は、かみ合わせを高くします。
- かみ合わせが浅い場合は、かみ合わせを低くします。
- 歯並びがガタガタしている場合は、まず床矯正、その後ブラケットをつける矯正をしていきます。